すべての人に手が届く平屋を!
つなぐハウスは低価格にこだわった
ローコスト平屋専門店です
山や湖などの豊かな自然に囲まれ、小さい街ながら利便性もよいこの地域がとても大好きです。
私が住んでいたエリアは市外から少し離れたところにあり、弁柄を塗った壁に瓦屋根の2階建てが並ぶ田舎の環境でした。
私が住む家も、例にもれず2階建て3兄妹の部屋が2階にありました。
私も進学し、地元を離れて住宅の世界で働いていましたが、自分の会社で働く決意をして地元に帰ってきた時に愕然としました。2階が全く使われていなかったのです。親は2階に上がるのが億劫な年齢を迎えており、兄妹が出た後の部屋は物置となっていました。
「親は元気そうなのであと30年は生きるだろう笑 どーするのこの部屋?」何かがおかしい。よく観察してみると、近所の建物もみな2階が空いている状態でした。そこには時代の流れとともに、2世帯同居は過去のものとなり、仕事などの理由で子供たちは親元を離れてしまう現実がありました。
住んでいた当時は何も思わず快適に暮らしていましたが、人生という長い視点で見たとき、2階建ては本当に必要なのだろうか?だんだんと平屋に対する想いを持つようになりました。
そんな想いから私が後継ぎとして3代目の代表を就任した年に立ち上げたのが【平屋専門店つなぐハウス】です。今まで2階建てを1000棟近く手掛けた老舗の工務店が、滋賀県初の平屋の専門店としてスタートした背景には、間違いなくこれからの時代を豊かに過ごすことができる家は平屋であるという自信がありました。
当時まだ若い私はかっこいい家に憧れました。なので、カッコいい平屋のモデルハウスを建築してそれをチラシに載せて、そのモデルハウスをかっこいいと思ってくれたお客様が来場して…。そんなストーリーを描こうとも思いましたが、「これで本当にいいのか…」と立ち止まった自分がいました。
社運を賭けた大きなチャレンジをするにあたって、やはり本当に必要な人にしっかり届けなければ必ずうまくいかないものです。では本当に必要な人とはいったい誰なのか?私自身がその答えを出すきっかけとなってくれたのは、ある一人のお客様でした。
以前は2階建てしか販売しておらず、決まって来場されるお客様はファミリーの方々でした。お若い方も多く、年収も決して多い方ばかりではありません。でも、35年ローンを組めば、大きなお金が借りられます。当時はそれが良いことだと思っていました。ある若いご家族様に、とても感謝をいただきながらお家をお引渡しさせていただきました。
ちょうどタイミングよく赤ちゃんにも恵まれていらっしゃいました。後日訪問しますと、赤ちゃんと奥様の姿が見えないのです。ご主人になぜかと尋ねると、子供は保育施設に預け、妻はパートに出ていると笑顔でお答えされました。もちろん今となっては共働きは普通のことです。選択肢の一つですので良い悪いはございません。ただ、しばらく子育てをするという選択も取っていただけるようにしたいのです。土地と建物で3500万~4000万以上必要な住宅は、長い人生の中で返済という重しがついて回ります。なるべく負担を軽くしながら、住まれるご家族にとって豊かな環境を長く提供できないか?
たどり着いた答えが、資金的なムリと間取り的なムダのない【平屋かつローコスト】でした。平屋は資金的に不安が大きい方々の背中を押せるものでありたいと考えます。シングルマザーの方、単身者の方、老後の住処を探す方など、本当に求めていらっしゃる方々に、ご負担を軽くしたちょうどいい住まいを安心してご提供していきたいのです。