平屋の後悔でダントツ1位に挙がるのが「収納が足りなかった」という声です。しかし、収納不足は設計の段階で十分に防げます。平屋は2階建てと違い縦に空間を積み上げられないぶん、横・奥・上をうまく使う工夫が必要です。この記事では、滋賀県の平屋専門店・つなぐハウスが実際の設計で取り入れている収納アイデアを7つご紹介します。
平屋で収納が不足しがちな理由は、主に2つです。
① 居室とサービススペースがワンフロアで競合する
2階建ては1階をLDK・水まわり、2階を寝室・収納と役割分担できます。しかし平屋はすべてを1フロアに収めるため、居室を広くとろうとすると収納スペースが削られてしまいます。
② 廊下や壁面を収納に使い切れていない
平屋でよくある失敗が「廊下を通路としてしか使っていない」こと。廊下の壁・天井・床下も収納空間として設計すれば、居室面積を削らずに収納量を大幅に増やすことができます。
つなぐハウスでは廊下を最小化した無駄のない最高効率の間取りを平屋専門の設計士が提案しており、削った廊下面積を収納や居室に振り向ける設計思想を持っています。
小屋裏収納とは、天井と屋根の間に生じる空間を収納として活用するものです。居住スペースを削ることなく収納量を増やせるのが最大のメリットで、クリスマスツリー・スキー用品・スーツケースといった季節物や、大切なアルバム・記念品の保管に最適です。
天井高1.4m以下・床面積が下階の1/2未満という条件を満たせば延床面積に算入されないため、固定資産税の節約にもなります。平屋は屋根面積が大きく、小屋裏スペースを確保しやすい点で2階建てより有利です。「年1〜2回しか使わないもの専用」と割り切るのがポイントです。
各部屋に個別のクローゼットを分散させるより、家族全員の衣類をひとつのファミリークローゼットにまとめる「集約型」が平屋では特に有効です。各部屋に1畳ずつ4箇所(計4畳)つくるよりも、廊下を兼ねた4畳のウォークスルー型ファミリークローゼットを1箇所つくる方が、建材・扉・工事費を大幅に削減できます。
洗面脱衣室の隣や、洗濯動線の途中に配置すると「洗う→干す→しまう」の動線が最短になり、家事負担も大きく減ります。
パントリーは食品のストック保管だけでなく、調理器具や調理家電のまとめ置きにも最適です。冷蔵庫や電子レンジをパントリーに置いてキッチンの生活感をなくすケースも増えています。
キッチンと隣接した位置に設けるのが使いやすさのポイントです。さらに玄関からパントリーへ直接アクセスできる動線にすると、買い物帰りに荷物を直接しまえて便利です。つなぐハウスの自由設計では、こうした動線計画も打ち合わせで丁寧に組み込みます。
帰宅後すぐに着替える習慣のある方なら、玄関近くにクローゼットがある方が動線として合理的です。特に子どもがいる家庭では、玄関近くに上着・ランドセル・外遊び道具をしまえる収納があると、片付けの習慣がつきやすくなります。
つなぐハウスではシューズボックス・シューズクロークが標準仕様として本体価格に含まれています。玄関土間収納を広めに設計することで、アウトドア用品・自転車グッズ・ベビーカーなど大型の外遊び道具もすっきり収納できます。
収納を使いやすくする最もシンプルなコツは「使う場所の近くに収納をつくる」ことです。動線と収納がセットになっていると、片付けのための移動距離が短くなり、家族全員が自然に元の場所へ戻す習慣を持ちやすくなります。
| 場所 | 収納の役割 |
|---|---|
| 玄関まわり | 靴・上着・アウトドア用品・傘 |
| 洗面脱衣室 | タオル・洗剤・着替え(リネン庫) |
| キッチン横 | 食品ストック・調理家電(パントリー) |
| リビング横 | 子どものおもちゃ・書類・掃除道具 |
| 寝室 | 衣類(ウォークインクローゼット) |
平屋で見落としがちなのが壁面収納の活用です。廊下・リビング・子ども部屋の壁に造作の棚や壁面収納を設けることで、床面積を削らずに収納量を大幅に増やせます。
建具を引き戸(引き込み戸)にすることで扉の開閉スペースが不要になり、壁面を収納に使える面積が増えます。リビング・廊下・子ども部屋すべてで引き戸を採用するだけで、収納可能な壁面量が格段に増えます。
ウォークインクローゼットだけに頼ってしまうと「動線から遠くて使いにくい」「物が集まりすぎて取り出しにくい」という問題が起きます。大きな収納をひとつ作るより、小さな収納を生活動線上に点在させる方が日々の暮らしは快適です。収納の「量」を増やすことより、「出し入れのしやすさ」を優先した設計が入居後の満足度を高めます。
27坪前後の平屋であれば、2.7〜3.5坪程度の収納スペースが目安です。パントリー・シューズクローク・ファミリークローゼット・納戸といった収納を分散配置していくイメージで、家族世帯では子どもの荷物が年々増えるため、将来分も含めて少し余裕を持たせておくことが賢い設計といえます。
📌 収納率の目安
収納率(総床面積に占める収納スペースの割合)の目安は10〜13%以上が一般的な指標です。20坪の平屋なら2〜2.6坪(約4〜5帖分)が収納スペースとして確保できると安心です。
平屋の収納不足は「設計の工夫」で十分に解決できます。小屋裏収納で上を活かす・ファミリークローゼットで集約する・パントリーでキッチンをすっきりさせる・使う場所の近くに配置する——これらを組み合わせることで、20〜23坪のコンパクトな平屋でも家族4人が十分に使える収納量を確保することができます。つなぐハウスでは、平屋専門の設計士が「廊下を最小化した最高効率の間取り」のなかに、暮らしやすい収納計画を打ち合わせからトータルで組み込みます。
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