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2026.08.23🏘️平屋は地震に強い?弱い?耐震性能の真実をデータで解説

「平屋は地震に強いって聞いたけど、本当?」——家づくりを検討するうえで、地震大国・日本に暮らす私たちにとって耐震性能は最も重要なテーマのひとつです。結論からお伝えすると、平屋は構造的に地震に強くなりやすい住宅です。ただし、設計・耐震等級の取得状況によっては平屋でも安全とは言い切れません。この記事では、平屋が地震に強い理由をデータとともに正直にお伝えします。


🔍 平屋が地震に強い「構造的な理由」は2つ

平屋建て住宅が地震に強いといわれる主な理由は「構造のシンプルさ」と「重心の低さ」の2点です。

① 構造がシンプルで揺れが分散しやすい

平屋は上下方向の負担が少なく、壁や柱の配置をバランスよく設計しやすいため耐震性が高まります。建物は凹凸の多い形よりも長方形などのシンプルな形状のほうが揺れの力が偏りにくく、建物全体で地震エネルギーを均等に受け止めることが可能です。特定の箇所に負担が集中しにくいため、倒壊リスクを抑えられます。高く積み上げた積み木より、低く広く置いた積み木の方が安定するのと同じ理屈です。

② 重心が低く揺れにくい

地震のとき、建物は高いほど上の方が大きく揺れやすくなります。平屋は重心が低く、上の階の重さの影響を受けないため揺れにくくなります。また2階建てでは「上の階が揺れて、その負担が1階にかかる」という現象が起きますが、平屋にはそれがありません。結果として柱や壁などの負担が少なくなり、地震のダメージを受けにくい家になりやすいのです。


⚠️ ただし「平屋なら安全」ではない

平屋は「地震に強くなりやすい」のであって、「何もしなくても安全」なわけではありません。実際、過去の地震被害を見ても、平屋であっても倒壊や大きな損傷を受けた住宅は存在します。その多くは耐震設計が十分でなかったケースです。

平屋はワンフロアで生活が完結する分、広いリビングや大きな窓を設ける間取りになりやすく、開口部が多くなると耐力壁が減り、耐震性に影響が出る場合があります。「平屋だから大丈夫」ではなく、耐震等級がきちんと確保されているかどうかが重要なのです。


📊 耐震等級とは?1・2・3の違いを整理

耐震等級は住宅性能表示制度(品確法)に基づく耐震性能の評価基準で、1〜3の3段階に分かれています。

耐震等級 性能の目安 主な用途基準
等級1 建築基準法の最低基準 数百年に1回の地震で倒壊しないレベル
等級2 等級1の1.25倍の耐震性 学校・病院など避難施設の基準相当
等級3 等級1の1.5倍の耐震性 消防署・警察署など防災拠点の基準相当

等級1は「建築基準法をギリギリ満たすだけ」の水準です。等級3はその1.5倍の地震力に耐えられる性能で、消防署・警察署と同等の強度を持つ住宅ということになります。


🏛️ 能登半島地震が証明した耐震等級3の実力

耐震等級の差が実際の大地震でどれほど大きな違いをもたらすかを示す、最新のデータがあります。

2024年1月1日に発生した能登半島地震(最大震度7)では、国土交通省が設置した有識者委員会が石川県輪島市・珠洲市・穴水町で実施した悉皆(しっかい)調査の結果をもとに、計4,909棟の木造建築物を分析。2025年12月23日に最終とりまとめが公表されました。

その結果、木造建築物全体の倒壊・崩壊率は14.5%に達した一方、住宅性能表示制度に基づき耐震等級2または3を取得した住宅と長期優良住宅認定を取得した住宅は、大破・倒壊・崩壊の被害がゼロで、大部分が無被害でした。

区分 調査棟数 大破・倒壊・崩壊 大部分の状況
木造全体 4,909棟 倒壊・崩壊率 14.5%
2000年基準適合 木造全体 608棟 倒壊・崩壊率 0.7% 398棟(65.5%)が無被害
耐震等級2取得住宅 12棟 0棟 大部分が無被害
耐震等級3取得住宅 19棟 0棟 大部分が無被害
長期優良住宅認定取得 19棟 0棟 大部分が無被害

出典①:国土交通省「令和6年能登半島地震における建築物構造被害の原因分析を行う委員会 最終とりまとめ」(2025年12月23日公表)
https://www.kenken.go.jp/japanese/contents/topics/2024/index.html
出典②:新建ハウジング「能登半島地震でも耐震等級2以上の木造住宅はほぼ無被害」(2025年12月)
https://www.s-housing.jp/archives/406525

木造全体の倒壊・崩壊率が14.5%に達した大地震においても、耐震等級2以上・長期優良住宅認定を取得した住宅は大破・倒壊・崩壊がゼロという結果でした。国土交通省はこの結果を受けて、住宅性能表示制度や長期優良住宅認定制度の積極的な活用が、地震による被害の軽減につながるとの見解を示しています。

💡 「耐震等級3」と「耐震等級3相当」は別物

ここは非常に重要なポイントです。住宅会社の広告で「耐震等級3相当」という表現を見かけることがありますが、これは正式な耐震等級3とは異なります。

区分 内容 地震保険割引 長期優良住宅
耐震等級3 第三者機関による正式な評価・認定あり ✅ 最大50%割引 ✅ 対象
耐震等級3相当 自社計算のみ・第三者評価なし ❌ 対象外 ❌ 対象外

「耐震等級3相当」は正式な認定を受けていないため、地震保険料の割引・長期優良住宅認定・税制優遇が受けられません。住宅会社を選ぶ際は「耐震等級3」と「耐震等級3相当」のどちらなのかを必ず確認しましょう。

📌 つなぐハウスの耐震性能について正直にお伝えします

つなぐハウスの標準仕様は耐震等級3相当です。構造上は耐震等級3と同等の性能を備えていますが、標準仕様の状態では第三者機関による正式な認定は取得していません。

ただし、長期優良住宅の認定申請を行うことで、正式な耐震等級3の取得が可能です。長期優良住宅の認定を取得すると以下のメリットが加わります。

  • 🔥 地震保険料が最大50%割引の適用対象に
  • 🏦 住宅ローン控除の借入限度額が5,000万円(子育て・若者夫婦世帯)に拡大
  • 🏛️ 不動産取得税・登録免許税の軽減措置が受けられる
  • 💰 みらいエコ住宅2026事業の長期優良住宅区分(75万円)の補助対象に

長期優良住宅の取得をご希望の方は、モデルハウス見学時に担当スタッフへお気軽にご相談ください。

🎁 耐震等級3がもたらす「お金のメリット」

耐震等級3の取得は安全性だけでなく、家計にも直接メリットをもたらします。

  • 🔥 地震保険料が最大50%割引(品確法に基づく建設住宅性能評価書の取得が条件。詳細は保険会社へご確認ください)
  • 🏦 住宅ローン金利の優遇(金融機関によって異なります)
  • 🏛️ 長期優良住宅認定の要件(税制優遇・住宅ローン控除の拡充につながる)
  • 💰 地震後の修繕費が少なくて済む可能性が高く、在宅避難も継続しやすい

保険料の割引効果は30年間で数十万円規模になります。耐震等級3は「安全のため」だけでなく、長期的な家計負担を下げる投資でもあります。


🏡 まとめ

平屋は「重心が低い」「構造がシンプル」という2つの理由から、構造的に地震に強い住宅です。ただし、すべての平屋が安全なわけではなく、耐震等級と設計の質が重要です。2024年の能登半島地震(最終とりまとめ:2025年12月)では、4,909棟の調査のうち耐震等級3取得の19棟が倒壊・崩壊ゼロという最新の実績が公表されています。つなぐハウスでは創業1965年・施工実績100棟以上の平屋専門店として、耐震等級3を全棟標準仕様で実現。地震保険料最大50%割引・長期優良住宅認定など、安全性と経済性の両面でメリットをお届けしています。「本当に地震に強い平屋かどうか」をモデルハウスでぜひ確認してみてください。

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